【
Migration Dialogue Program】
移民・難民問題とその解決
難民・移民問題を自分ごととして捉え直し、留学生との対話を通じて異文化理解・共感力・社会課題解決力を育成するプログラムです。探究の成果をパンフレットにまとめ、大学出願用のポートフォリオとしても活用できます。
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プログラムの目的と特徴
自分ごととして捉える国際教育
難民・移民問題を当事者の声から学び、社会課題を自分ごととして捉え直します。留学生との対話を通じて、異文化理解・共感力・社会課題解決力を育成します。
大学出願に活用できる成果物
探究の成果をパンフレットとしてまとめ、大学出願用のポートフォリオにも活用できます。参加証明書も発行され、総合型選抜や推薦入試の活動記録として使えます。
全員に役割と成長機会
英語が苦手でも活躍できるチーム制で、全員に役割と成長機会を保証します。インタビュアー、記録係、翻訳・要約、編集係、プレゼン担当など、自分の得意を活かせます。
実施スケジュール(全4回・1ヶ月完結)
第1回:課題提示・チーム結成
自己紹介と留学生とのチーム結成を行います。世界の移民・難民の現状をインプットし(講義20分程度)、5つ程度のテーマ例(教育・就労・アイデンティティ等)から選びます。
第2回:第1回ヒアリング「なぜ人は移動するのか?背景と理由」
ヒアリングの準備(質問リスト作成)をし、30〜45分のインタビュー(日本語・英語どちらでも可)を行います。録音・記録係が内容をGoogle Docsにまとめます。
第3回:第2回ヒアリング「移動後の課題・文化ギャップ・未来」
継続インタビュー/フォローアップ質問を行い、支援へのニーズや本人が考える「解決の糸口」も聞き出します。記録の編集を開始します(Canvaに流し込み)。
第4回:成果発表
各チームがプレゼン(1チーム5分程度)を行い、Googleフォームで相互に感想・フィードバックします。全成果物をまとめてデジタルブック化し共有します(希望者には証明書)。
チーム体制と役割分担
英語が苦手でも安心して参加できるよう、様々な役割を用意しています。話す・記録する・編集するなど、自分の得意分野で貢献できます。チームで協力して一つの成果物を作り上げる過程で、それぞれが成長できる機会を提供します。
成果物と活用方法
Canvaで制作した「実話パンフレット」
1人1〜2ページの実話パンフレットを作成します。大学の総合型選抜の活動実績・提出資料として活用できます。
活動記録と証明書
Zoomスクリーンショットや活動記録PDFを活動証明用の資料として活用できます。参加証明書も団体から発行され、活動の公式証明として提出できます。
振り返りレポート
英語・日本語併記の振り返りレポートを作成します。志望理由書や面接のネタとして活用できます。
第1回の詳細:「"Migration"ってなんだろう?」
オープニング・全体概要説明(5分)
プログラムの目的/ゴール、日程・成果物・チーム形式などを説明します。
アイスブレイク付き自己紹介(10分)
「自分の名前と"いつか行ってみたい国"」などのテーマで自己紹介します。Zoomならブレイクアウトで3〜4人ずつ行います。
インプット:難民・移民ってなに?(15分)
難民と移民の違い、世界と日本の現状(UNHCR統計)、SDGsとの関係(目標10・16)などをスライド5枚程度で簡潔に説明します。
グループ対話:「"移動"ってどんなこと?」(10分)
自分や家族の"引っ越し"経験から何を感じたか、もし突然住む国を変えることになったらどうするかなどについて話し合います。
「どんなことを聞いてみたい?」問いの芽づくり(13分)
プログラム全体で扱う5テーマ(教育・労働・文化・孤立・未来)を提示し、チームで質問を出し合います。
振り返り&次回予告(7分)
Googleフォームまたは紙で振り返りを記入します。次回までの宿題として「自分の問いを英語/日本語で1つ提出」します。
第2回:声を聞く① 移動の理由と"出発点"を知る
第2回は留学生から移動の背景や出発前の生活についてお話を聞きます。新しい問いや意外な発見を得ながら、パンフレット制作に向けた第一歩を踏み出しましょう。
0:00〜0:05(5分)
オープニング・留学生紹介
今日の流れ説明と簡単な自己紹介
0:05〜0:10(5分)
インタビューの目的とマナー確認
「理解する」「記録する」ことが目的。相手の話をさえぎらない
0:10〜0:45(35分)
インタビューパート①
「なぜ移動したのか」について出発の背景や移動直前の気持ちを聞く
0:45〜0:53(8分)
チーム内ミニ整理会
聞き取ったことを共有し、印象に残ったことをまとめる
0:53〜1:00(7分)
振り返り・次回予告
振り返りフォーム提出と次回予告
留学生が話しやすい雰囲気づくりが最優先です。英語に自信がない生徒は記録係やリアクション係として参加できます。質問が途切れたときのための「つなぎ質問カード」も用意しておきましょう。
第3回:声を聞く② 日本に住むことの"課題"と"希望"
第3回では、留学生から移動後の生活で直面した課題や困難、そして希望について聞きます。現実の声を通して移民・難民の経験への理解を深め、パンフレット制作の核となる材料を集めましょう。
この回のポイント
「差別や孤独」など難しい話題が出ることを想定し、共感的な姿勢で聴く
「困難」だけでなく「希望」や「解決策」についても必ず聞く
パンフレットに掲載したい具体的なエピソードや言葉を記録する
質問例
・日本での生活で最も困難だと感じたことは何ですか?
・言葉や文化の違いで誤解されたり、傷ついた経験はありますか?
・辛い時に支えになったものや人はいますか?
・日本社会や学校に望むことがあれば教えてください
Migration Dialogue Program|第4回(60分構成)
「声を伝える:わたしたちのパンフレット発表会」
🎯
この回の目的
留学生との対話を通じて得た学びをパンフレットにまとめ、発表する
他チームの成果を知り、社会課題の多様な側面に触れる
自分の言葉で社会課題を語れる経験を通して、自信と行動の第一歩をつかむ
1
0:00〜0:10(10分)
🔰
オープニング・今日の流れ説明+制作ふり返り(各チーム1分)
「ここが大変だった」「印象に残ったこと」など、制作過程を共有
2
0:10〜0:40(30分)
🖼️
チームごとのパンフレット発表(各チーム5分程度)
グループワークの成果をプレゼンテーション形式で発表
3
0:40〜0:55(15分)
💬
全体ディスカッション・振り返り
「気づいたこと」「今後どう活かせるか」を共有
4
0:55〜1:00(5分)
🏁
クロージング・今後の展開
プログラム全体のまとめと今後の活動案内
※ 作成したパンフレットは、後日デジタルアーカイブとして公開します。また、希望者には印刷版の配布も予定しています。
このプログラムが提供する価値
高校生にとっての価値
国際系入試対策に直結する経験と成果物を得られます。当事者の声に触れることでリアリティのある学びができ、国際協働・リーダーシップの経験も積めます。英語が苦手でも役割を持てる仕組みで、すべての生徒が主体的に参加できます。
移民の方にとっての価値
自身の体験を社会に伝える意義ある機会となります。日本人学生との"対等な協働関係"を築き、「教えられる側」ではなく「共に考える仲間」として関わることで自己肯定感を高められます。異文化コミュニケーションの訓練にもなります。
大学・教育機関にとっての価値
探究型学習・国際教育・共生社会のすべてを内包するプログラムです。入試での説得力が高いアウトカム(成果)が得られ、多文化共生をテーマにした学校の広報・ブランディングにも活用できます。
社会的な価値
SDGs(特に目標10・16)実現への具体的貢献となります。若者によるボトムアップ型の共生社会づくりを促進し、当事者の声を"教育資源"として活用する新しい教育モデルを提示します。
参加者募集中!
活動期間
5月24日〜6月14日までの4回(土曜日19時〜20時)
参加費
税込9,800円
申込方法
下記ボタンからお申し込みください
「移民・難民問題」は国際系・SDGs・人権分野の入試に直結するテーマです。留学生と英語&日本語で本音を語り合う特別な4週間を通して、大学出願・面接・ポートフォリオで活用できる成果物を作成しましょう。英語が苦手でも安心!話す・記録する・編集するなど、自分の得意で参加できます。
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